目をこする癖がある方。
頻繁に目をこすると、目やその周りの肌・筋肉などに悪い影響があります。
ですのでここでは、目をこすることが癖となり、毎日目をこする回数が多い方に起こる可能性のあるデメリットと、その癖の原因を紹介します。
また、目をこする癖を解消することができるのか、という点も紹介していきます。
目次
目をこする癖により起こる危険・デメリット
目を何度もこすったり、また目を強くこすったりすると、どんなデメリットや危険があるのでしょうか?
下記をご覧ください。
●目をこする癖による危険・デメリット
・目にの表面に細かい傷を作ってしまうことがあります。
そしてその傷は、傷のまま残ってしまう可能性があります
また、目に傷があると目のバリア機能が低下してしまうため、細菌・ウイルスに侵されやすくなります。
そして、まぶたの腫れ・ものもらい、目の炎症、結膜炎などが起こったり、目の様々な病気(白内障、緑内障、円錐角膜など)にかかるリスクが増えてしまいます。
・目をこすりすぎると「網膜剥離」「角膜から水晶体の屈折異常」などが起こるリスクがあります。
特に、角膜から網膜までの軸が長くなっている軸性近視の人は、少しの刺激や振動により網膜剥離になってしまうリスクが高いので注意してください。
・白目を覆っている結膜の下に水がたまってしまう「結膜浮腫」になる可能性が高くなります。
・視力が低下の原因になる場合があります。
・まつ毛が抜けてしまう原因になります
・目の細い血管が破れて出血してしまうことがあります。
・目の神経への刺激により、神経障害になる可能性があります。
・目の角膜が薄くなってしまいます。
・目の下の皮膚への刺激により、その刺激から守るためにメラニン色素が増えます。そうなると皮膚が色素沈着して、シミ・目のクマ(茶クマ)ができてしまいます。
・まぶたの毛細血管から組織液がしみ出できて、血液が集中することでまぶたの下に血液が溜まり、まぶたの腫れ・むくみが起こることがあります。
・まぶたを引き上げている筋肉の「ミュラー筋」が伸びて、まぶたのたるみが起こる原因になります。
目をこする癖の原因は?
目をこするという行為に、原因がある場合は、その原因を解消すれば、目をこする行為はなくなります。
(アレルギー、肌の乾燥、コンタクト、などによる目のかゆみ・違和感など)
ただ「目をこする癖」となると、特に原因もなく目をこすってしまう、ということですよね。
そうなると、考えられるの原因は2つ。
・心理的なものにより目をこすってしまう
・特に原因もなく目をこすってしまう
まずは、心理的なものにより目をこすってしまうという場合はどんなものがあるのかについて紹介していいきます。
目をこする癖の原因に心理的なものがある!
心理的な影響により、目をこするという行為をしてしまう場合があります。
目をこする行為は「目を覆う」ことですから、見たくない、知りたくない、逃れたい、という心理の現れ。
では、どんな心理・状況のときに目をこするという行為をしてしまうのでしょうか?
●見たくないことが起こる
潜在意識の中で、自分は見たくないと思うことが起こると、目をこするという行為が出る場合があります。
自分がとても嫌だと思う大事であれば、顔をそむけるなどの行為になりますが、目をこするという行為が出る時は、他人には些細なことでも、自分では嫌と感じる出来事。
潜在意識で見たくないと感じていることなので、自分では意識せず目をこすって見ないようにする、という行為が起こります。
●嘘を付いているとき
嘘を付いているとき、その嘘がバレないように目を擦るという行為が出る場合があります。
「目は口ほどに物を言う」といいますが、目を見られると嘘がバレるかも、という心理から、目を隠したくなり目をこするという行為が起こります。
●聞きたくない話を聞いているとき
聞きたくない、不快な話を聞いているときも、目を擦るという行為が出ることがあります。
目を擦るという行為をすることで、話を聞くことより、目をこするという行為に自分の意識が向くため、話半分に聞くことができ、嫌な話から少しでも逃避しようとします。
また、興味のない話を聞いているとき、気まずい話をされている時にも、目を擦るという行為が出ることがあります。
とにかく、早く話が終わってほしい、違う話に変わってほしいという心理から、目を擦るという行為が出る場合があります。
●照れている時
照れている時、照れ隠しのために目を擦るという行為が出る場合があります。
目や顔を隠すことで、照れていることを誤魔化そうとする心理的な行動です。
特に原因がない!目をこする癖を直す方法は?
目をこする癖が、かゆみや心理的なものなど原因がある場合は、その原因を改善するための治療などをすることで、目をこすることがなくなってきます。
ただ、全く原因もなく目をこすってしまうという場合は完全な「癖」ですから直すのは簡単ではありません。
目をこする癖を直すには・・・
・自分で目をこすらないようにいつも意識する
・目をこすりそうになったり、目をこすったらすぐにやめる
ということを毎日続けるようにして、目をこする習慣を少しずつ無くすしかありません。
もしくは、目を擦れないようにする、という方法もあります。
例えば「メガネをかける」。
目が悪くない人なら、伊達メガネなどをかけて、目をすぐにこすれないようにするという方法もあります。
完全な癖であれば、自分で意識して目をこすらないように注意して、目をこすらないことを習慣にするようにしましょう。
寝ながら目をこする癖!治せる?
寝ながら目をこする癖があるという方もいらっしゃるようです。
この場合は、目のかゆみ、目の周囲の皮膚のかゆみなどの原因がある場合は、その原因を解消しましょう。
完全な癖の場合は、目をこすれないようにするという方法があります。
アイマスクやゴーグルのようなものを使って目を覆い、寝ているときに手で取らないように顔にしっかり固定する。
もしくは、手で目をこすれないように、腕の肘の関節部分から胴体にかけて両腕ともに縛ってしまう。(肘は曲げられるが、肩が上に上がらないため、目に手が届かない。)
上記のような工夫をすれば、寝ているときに目をこすることできなくなります。
参考にしてみてください。
目をこする癖のせいでできた目の下にクマは治る?
目をこする癖がある方に起こりやすいのが「目の下のクマ」。
目をこする癖のために、目の下の皮膚に刺激が毎日のように与えられると、その刺激から皮膚を守ろうとしてメラニン色素が発生します。
このメラニン色素が目の下の皮膚に色素沈着することで、茶色、または黒に近い茶色の「茶クマ」になってしまうんです。
もちろん、目をこする回数を減らすことは茶クマ対策になるのですが、すでに出来てしまっている茶クマを消すには、正しい対処をする必要があります。
一番簡単な茶クマを消す方法は・・・
・クマ専用のアイクリームを使うこと
クマを消すための専用のアイクリームなら、1日2回使うだけで、少しづつ目の下の茶クマを解消することができます。
特に、30代以上の方は、皮膚のエイジングも進んできます。
皮膚のエイジングが進んでると、目の下のクマを解消するには通常のアイクリームなどでは効果が薄いので、クマ専用のアイクリームを毎日使い続けると、茶クマを手間をかけずに解消できますよ。
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まとめ
目をこする癖は、原因があるなら、それを解消すれば解決できます。
アレルギーが原因なら、薬を飲む、目薬を使う、などの方法があります。
皮膚の乾燥が原因なら、目の周りのスキンケアをする必要があります。
ただ、特に原因もなく目をこする癖がある場合は、心理的なものだったり、目をこするのが習慣になってしまったりしているので、少しづつ癖をやめるように注意して、じっくり取り組む必要があります。
目をこする行為は、目の病気になりやすくなるリスクが高くなります。
まずは目をこすらないように注意して、目をこする回数を減らしていくようにしましょう。